アンティークソファの張替え
2020.08.30
絞りが特徴的なアンティークソファの張替えです。
まずはBeforeから、
くるみボタンが機械ではできない小さいサイズで、しかもその数119個。
全部包むとなるとそれだけでかなりの作業量になってしまいます。
そこで、
約14年前に大量に買ってストックしていた
「スワロフスキー・Jetクリスタル」のボタン
(デッドストックを全量買取したのでもう世には出ないボタン)
がサイズぴったりだったのでご提案。
すると、お客様のT様からすぐに快諾いただき、
くるみボタンから輝きのあるブラッククリスタルに変更することに。
そして、生地はシルクからベルベッド素材に。
シルクは光沢があり美くいのですが、UVとかに弱く裂けやすいので、
アンティーク感があり、耐久性もあり、
経年変化で風合いも出るベルベッド生地に変更となりました。
重厚感を残しながらの、せっかくの張替えなので、
これまでとは違うデザインでご提案。
ブラッククリスタルにあるゴールドのリムがフレームのゴールドと相まって、
いい雰囲気を醸し出してくれています。
ギラギラの輝きではなく、さりげなく輝きを放ってくれています。
ボタンの数が119個もあるので、
これぐらいのシックな中にある輝くが良いのかなと思います。
このように、少し手間はかかりますが、
張替えは同じ商品でありながら、以前とは表情をつくることができます。
そして、その変化を楽しんで頂け、
より一層このソファに愛着も持っていただけるようになると思います。
いいモノを大切に、永く使う。
究極のエコだと思います。