家具の重さには訳があります。
2020.12.06オーダー家具,オリジナル,コンセプト・考え方,ソファ,チェア,モノづくり,品質チェック,製作過程
家具が重いと、何かと大変な部分はあります。
移動させたりする時は特にですよね。
でも裏を返すと、木がふんだんに使われ、太い木を使っているから。
バネを多数使用しているから。
密度の高いクッション材を使用しているから。
これらは関係性もあります。
バネを使おうとすると、使用するバネにテンションをかけるので、木部をしっかりさせないと、極端な話、木部がバネの力によってバラバラになることも。
張替えを考えて作ると、釘とかタッカーの針とか何回も使え、歪みの起きにくいような材料を考えると、硬めの無垢の角材を使用することになります。
当店の木部は、地元神戸のイス専門工房にお願いしています。
接着剤とかも天然のニカワを使用される、神戸の洋家具を支えてこられた親子職人です。
打合せも、問題があればすぐに駆けつけれることができます。
これらが当店が地元・神戸で家具をつくる大きな理由です。
なかなか家具の中身を見る機会が少ないと思います。
ここでは、現在進行中のオーダーソファ、チェアの木部をご覧いただきます。
角材の配置等も全て意味があります。
生地を張り込むために必要な木だったり、グラつきを出さないための木だったり、バネを仕込むために必要な木だったりします。
完成品の姿で、店頭に並ぶのが当たり前ですが、
ここでの写真などを参考に、ちょっと展示品の中身を透視してみるのも、後悔しない家具選びとなると思います。
商品選び、
デザイン、価格に、
完成までの過程、材料、作り方、そして重さ。
などもプラスして、検討いただけるとよりお買い物も楽しくなるのではないでしょうか?