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Blog ブログ:感覚をデザイン。

人の司令塔でもある感覚をデザインすること。それはその人にとって心地よく、やすらげる、豊かな空間。

桐たんす、劇的ビフォーアフター!

嫁入り道具。
現代ではその存在はかなり薄くなりましたが、思い出深い家具ですね。
「着物も減り、置き場所が‥、でも処分するには」のパターンが多いと思います。

では視点を変えて、リメイクすると、
すごく収納できたり、展示スペースとしてディスプレイできたりすると、良くないですか?
何より、ビフォアフターで劇的に様変わりすると、感動できたりも。
そんな事例を、ご紹介します。

まずはビフォーの写真です。

昔の桐たんすは、との粉を塗ってありますので、劣化してくると写真のように家具の表面にムラが出てきます。(白い物が古くなったとの粉)

再塗装(ラッカー塗装)する場合は、このとの粉を落とし、上から塗装するカラーに備え、下ごしらえをします。その写真が下のものです。

今回は何色にするかというと、ピンク。
まさに劇的なカラー転換です。
ただ単純にピンクですと、質感もなく、チープ感が出てきます。
それを防ぐため、元々の地色を生かしながら、木目も出しながら、色味の奥行感を出すということをベースに、デザインした写真が下のものです。

細かい配慮があること、写真でお分りいただけると思います。
そして、この機会に取っても新しいものをご提案。

色と取ってで和から洋の香りもしてきました。
取ってを全部付けると、

新しく蘇った桐たんすを元の場所に設置となりますが、
もちろん前と同じ配置・装飾ではなく、新しくなった家具に相応しい場所と、装飾を施してこそ、完成となります。このポイントがとても大切です。
ベタな言い方かもしれませんが、魂を入れる作業といいますか‥。

そして、完成写真です。

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