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Blog ブログ:感覚をデザイン。

人の司令塔でもある感覚をデザインすること。それはその人にとって心地よく、やすらげる、豊かな空間。

ダイニングテーブルをモダンにリメイク。

約10年前に新居のコーディネートをさせていただいたA様邸。
久々にお声掛けいただき、この度長年使用されたダイニングテーブルの天板と、イスの張地の張り替えをすることに。

天板は木製の天板から、色は白に、真ん中はホワイトカラーガラスを使用し、モダンに、サイズアップでチェンジしました。
天板だけの交換。簡単なように聞こえますが、
リメイクの場合、前仕様とのバランスがとても大事です。

前仕様で注意すべき点は、
脚の太さ・間隔・色、天板の厚さ、デザインです。
それらを踏まえ、馴染む天板のデザインを進めます。

そして、イスの張替えでは、生地で少し動き(柄物)を出すことに。
以前コーディネートした商品をイメージしながら、イメージを踏襲しつつ、変化をもたらせます。
今回はスペインの生地に。

●今回のリメイクで特に気をつけた点
1 ガラス部分と木の割合
2 木目部分の出し方(塗装の表現)
3 天板の厚さ(モダンにしたいのですが、薄すぎても、厚すぎてもダメ
4 天板のデザイン
5 イスは背ウラが主に見えるので、背ウラの生地からセレクト。

天板のデザインでは天板の断面をあえて斜めに。コーナーをアールのデザインにしています。
木目は立ちすぎると、クラシックに見えます。木目をつぶすと安っぽく見えます。
なので、今回はさり気なく、モダンに質感を。
もちろん、
イスの張地とのバランスも考えます。

リメイク、
ゼロから作り上げるのとは違い、以前のデザインも意識しながら、どう変化させるか。
デザイン力が問われるわけです。

天板とイス張地で空間もガラリと変わります。

ご参考になれば、幸いです。


Beforeの写真です。

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